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暗号資産Arweave(AR)の目指すビジョンに共感し、応援の思いを込めて情報を日本語で紹介するブログです。

Arweaveで不変のNFTを作る

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はじめに(翻訳者より)

 Arweaveプロジェクトは2017年にICOを行い(その際は「Archain」という名称でした)、以来継続的にコラムやリリースなど情報発信を続けてきています。
 それらの情報の大部分が英語で発信されたものであるため、日本人に向け、少しずつ翻訳して紹介していきます(都合上、意訳を多く含みます。文末にリンクを張りますので可能なら原文も確認してみてください)。
 

Arweaveで不変のNFTを作る

2020年5月30日
 
 非代替性トークン(NFT)は、毎日鋳造され、販売され、取引されています。

 スマートコントラクトプラットフォーム上でホストされるNFTトークン自体は、その上にあるチェーンと同様に破壊不可能です。

 しかし、NFTの実際のデジタル資産、メタデータ、コードはチェーンの外にある中央管理サーバーに保存されることがよくあります。

 この情報はIPFSにシードされることもありますが、中央集権的なWebと同様に、間違ったハードドライブが故障したりノードがオフラインになったりすると、永遠に失われる危険性があります。NFTに基づくアート作品のデジタルグラフィックスなど、関連するデータや資産がなければ、エンドユーザーにとってNFTそのものが機能的に無価値になってしまうのです。

 Arweaveは、実質的に無制限の量のデータをオンチェーンで永続的に保存できるように設計されています。このデータは採掘者の世界的なネットワークで何度も複製され、採掘者はデータを保存することで報酬を受け取ります。

 Arweaveの永続性と信頼性は、NFTを支える資産、メタデータ、コードの保存に最適です。Arweaveの「一回払えば永久に保存」というデータ保存モデルにより、Arweaveを利用するNFTクリエーターは、NFTの資産を数百年先まで安心して利用できるようになります。

 Arweave 2.0がリリースされてから1ヶ月以上、このプロトコルを採用するNFTプロジェクトが急増しています。ここでは、そのうちのいくつかを紹介します。

InfiNFT ミンティングプラットフォーム

 完全オンチェーン・コレクタブルのシリーズである Avastars.io のクリエーターであるNFT42は、新しい鋳造プラットフォームであるInfiNFTにArweaveを使用しています。

 InfiNFTは、アーティストが自分のアートを鋳造し、Arweaveネットワークで完全にオンチェーンに保存することを可能にします。
 InfiNFTのアルファ版リリースでは、NFT分野で最も有名なアーティストと協力し、すべての作品を独占的なシングルエディションとして提供する予定です。

 このプロジェクトについて話したい方は、こちらのDiscordに参加することもできます。

Mintbase.io(ミントベース)

 Mintbase.io のプラットフォームでは、誰でもNFTトークンを作成、保管、鋳造して、イベントチケット、芸術作品、商品やサービスのためのトークンなど幅広い用途に使用することができます。

 NFTは、個人ユーザー、組織、または集合体によって鋳造することができます。Arweaveネットワークは、Mintbase.ioプラットフォームのバックエンドストレージとして統合されており、データの可用性と高速なデータアクセスに関するArweaveの強力な保証を利用しています。

 本稿執筆時点では、約40,000のNFTがこのプラットフォーム上で鋳造されています。
 Mintbase.ioがArweaveを採用した理由と今後の計画についてはこちらをご覧ください。
 また、同社のDiscordサーバーに参加してプラットフォームについてもっと話を聞くこともできます。

Machi X DAO

 Machi Xは、デジタルアートをキュレーションし、取引するアーティストとパトロンの集団です。分散型自律組織(DAO)として機能し、販売で得られた利益の一部は、将来のイニシアチブをサポートするために組織に還元されます。Machi Xは最近、初回NFTの販売を完了しました

 Machi Xの目標は、アートとコラボレーションを通じて、暗号ネイティブユーザーと主流の世界との間のギャップを埋めることです。すでにArweaveのパーマウェブで鋳造された作品は、こちらのギャラリーでご覧いただけます。

 アートと共同作業を通じて、暗号ネイティブと主流の世界の間のギャップを埋めることを目的とした大胆な実験で、Arweave permawebにすでに鋳造され採掘された作品は、ギャラリーで見ることができます。また、Machi X Discordにアクセスして、彼らのコミュニティとチャットしたり、Machi Xの哲学についてもっと読むことができます。

 新しいNFTプロジェクトがArweaveに参加するのを楽しみにしています。

Arweaveチーム

原文:
arweave.medium.com


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