はじめに(翻訳者より)
Arweaveプロジェクトは2017年にICOを行い(その際は「Archain」という名称でした)、以来継続的にコラムやリリースなど情報発信を続けてきています。
それらの情報の大部分が英語で発信されたものであるため、日本人に向け、少しずつ翻訳して紹介していきます(都合上、意訳を多く含みます。文末にリンクを張りますので可能なら原文も確認してみてください)。
ブロックチェーンに人類の歴史を保存する。Arweave <> Everipedia
2019年2月28日
permawebのパートナーシップシリーズの次は、Wikiベースの百科事典「Everipedia」と提携したことを発表します。
「Everipedia」はWikipediaとGenius.comの創設者が参加したプロジェクトです。
Everipediaが保存している豊富な知識をArweaveに保存し、共に人類の歴史をパーマウェブで永遠に保存することを目指します。
Everipediaとは?
Everipediaはオンライン最大の英語百科事典で、デジタル時代のために現代的に再設計されました。
すべての情報がブロックチェーン上に保存され、インセンティブが与えられること以外はWikipediaと同様です(Wikipediaのように、ユーザーが他のユーザーより特定の権限を持つという階層的モデルとは対照的です)。
Everipediaの編集インターフェースは、ウィキの作成と編集をフェイスブックと同じくらい簡単にし、ユーザーはリンク、写真、ビデオを含むページを公開することが可能です。Wikipediaと同様、Everipediaは世界中の寄稿者に大きく依存しています。
EveripediaはWikipediaの記事をインポートをしているため、Wikipediaの英語版コンテンツと同様かそれ以上のものをすべて含んでいます。
Arweaveと同様、Everipediaはサーバーレスで、人間の知識の物語をコントロールするゲートキーパーは存在しません - 誰でもページを作ることができ、それが適切に引用される限り。
知識経済の実現
しかし、何千人もの編集者が無償で働くWikipediaとは異なり、Everipediaの編集者は、記事を作成し、編集を承認することで「IQ」を蓄積するポイントシステムからインセンティブを得ることができるのです。
EOSブロックチェーン技術を使って、EveripediaはIQスコアをトークンベースの通貨に変換し、既存のすべての編集者にIQに比例した割り当てを与え、プラットフォームに対する実際の金銭的な利害関係を与えます。
根拠のない、あるいは意図的な虚偽の記事や編集で利益を得ようとする悪徳業者を防ぐため、Everipediaはユーザーが投稿する際に自身のトークンを提示することを要求しています。
投稿した記事が採用されれば、トークンは返却され、さらに投稿料が支払われます。採用されなければ、トークンは削減され、トークンがアカウントに返却され再利用されるまでには時間がかかります。IQの保有者は全員、質の高い中立的なコンテンツを作成し、ネットワークの評判を高めるために協力するインセンティブを与えられます。
このモデルは、広告や寄付に頼る必要のない、完全自律型の百科事典を実現することを目的としています。
現在の状況
すでに、Everipediaのトラフィックの80%を占める記事をパーマウェブに保存しています。
プラットフォーム上の知識の豊かさが増すにつれ、人類の歴史を未来の世代に残すというミッションの一翼を担えることを期待しています。
人類の知識の安全性を保証し、同時にトークンを獲得することに貢献したいですか?Arweaveノードを運営してみませんか?