はじめに
Arweaveプロジェクトは2017年にICOを行い(その際は「Archain」という名称でした)、以来継続的にコラムやリリースなど情報発信を続けてきています。
それらの情報の大部分が英語で発信されたものであるため、日本人に向け、少しずつ翻訳して紹介していきます(都合上、意訳を多く含みます。必ずリンクを張りますので可能なら原文も確認してみてください)。
Archainで検証された分散型コミュニケーション
2017年10月21日
セマンティックドリフトの検出・監視手段としてのArchain Application Developer Toolkit(ADT)モニターアプリの可能性の1つと、マーケティングにおける一般認知の予測というビジネス用途については、すでに説明しました。
この短いブログポストでは、暗号的に検証されたメッセージストレージの利点と、ソーシャルアプリケーションをホストするためのプラットフォームとしてのArchainの使用について概要を説明したいと思います。
Archainは、分散型、不変、暗号的に検証された、パラネット上のデジタル情報の保存場所です。一旦Archainに保存された情報は、変更したり削除したりすることはできません。私たちは、多くのソーシャルアプリケーションがArchain上に構築されることを想定しています。例えば、この技術を利用して、永久的かつ分散的な電子メールの代替となるようなアプリケーションを構築することができます。
多くの人にとって、PGPはメッセージを暗号化し署名する手段を提供する、コミュニケーションに不可欠なツールです。
Archainも同様の暗号化技術を採用し、ネットワーク上に保存された情報が本当にその通りであることを検証しています。これはすでにPGPが提供するサービスの一つを実現しています。
しかし、検証され、暗号化されたメッセージをArchainに保存することで、さらなる利点が得られます。メッセージには検証されたタイムスタンプがあり、将来的に検索可能であることが保証されています。
ある時点に送信されたメッセージであることを証明することは、例えば契約の作成と執行に有用であることは容易に想像がつくでしょう。事実上、Archain上のソーシャルアプリケーションは、PGPの実用性と永続性という付加的な利点を備えています。
Archainベースのソーシャルアプリケーションでのコミュニケーションも完全に分散化されており、Lavabitの開発者であるLadar Levison氏が、Edward Snowden氏のメールを監視するためにFBIに秘密鍵を渡すことを強制されたような、Lavabitスタイルの大失態を防ぐことができます。
一元化されないということは、Archain上で動作するソーシャルアプリやブロックウィーブ技術を採用したアプリが、そのような干渉を受けることがないということです。これはユーザー、採掘者、そしてウィーブ全体を守ることになります。
上記に加え、Archainネットワーク上に構築された暗号通貨により、メッセージと同時に価値の移転が可能になります。
ブロックウィーブ技術についてもっと知りたい方は、archain.orgにアクセスしてホワイトペーパーを読んでください。
また、Twitterのようなプラットフォームを構築するためのチュートリアルで最高潮に達するArchain ADTアプリケーションの構築方法に関する実装の詳細については、私たちのyoutubeチャンネルでArchain masterclassプレイリストを見ることができます。また、Twitter、Reddit、Facebook、またはチームへのメールでもお問い合わせください。